県民の皆様へ
福井型食生活実践コーナー
最近の食生活については、全国的な傾向として健康・栄養についての適切な情報の不足、食生活の乱れ、食料の海外依存、食べ残しや廃棄の増加等により、栄養バランスの偏り、生活習慣病の増加、食料自給率の低下、食料資源の浪費等の問題が生じています。
このような状況を踏まえ、国民の健康増進と生活の向上、食料の安定供給確保を目的に、平成12年3月、文部省(現文部科学省)、厚生省(現厚生労働省)、農林水産省の3省連携のもとで新しい「食生活指針」が策定されました。
福井県においても、「21世紀福井の食料・農業・農村ビジョン」(平成13年2月策定)の基本的方向の中で、安全・安心な食料供給による望ましい食生活の確保を推進することとし、国が示す「食生活指針」を踏まえて、米を中心とした県産農林水産物の食材を組み合わせ、栄養的にバランスがとれた本県独自の食生活のあり方が「福井型食生活」として提案されました。
「福井型食生活」の推進にあたっては、「福井型食生活行動プラン」(平成14年3月策定:福井型食生活推進県民会議)において3つの実践指針を定めています。
実践指針1 : 「ごはん」をもっと!食べよう
- ごはんを炊こう
- 家庭の朝食を「ごはん」でスタート、食事の主食は「ごはん」を選ぼう
- おむすびを見直そう
- いろいろな米料理に挑戦しよう
- 子供に「米」を教えよう
指標 : 1人あたりの米消費量62.5kg(H12)→80kg(S60)レベルに復帰!
実践指針2 : 「ふくい産」をふくいで!食べよう
- 福井の旬の食材を知って、地場農作物への愛着をもとう
- 福井産の食材を積極的に購入しよう
- 福井の食材をおいしく食べるための調理技術を身につけよう
- 郷土料理を積極的に学び、日常生活に取り入れよう
- 福井の食材を食べるネットワークをつくろう
指標 : 毎月1回は、福井県産食材50%以上活用メニュー
実践指針3 : 「食事」をいっしょに!楽しもう
- 食事の時間をできるだけ優先して、決まった時間に家族と一緒に食べよう
- 家族全員食事づくりに参画しよう
- 外食・中食も有効活用しよう
- 県内の伝統行事やイベントに積極的に参加しよう
- 菜園家族になろう
指標 : 1週間に1日は、家族全員で食卓を囲む…100%達成、 家族全員がなんらかの形で食卓づくりに参画する…100%達成